中小企業診断士試験の勉強をどのようにすすめていたか合格者で話すことがあります。
今回はその中で共感したもの、いわゆる「あるある」を書いていきます。
役に立つ情報というよりかは共感できる内容です。
中小企業診断士以外の試験を受けたことがある人にもわかっていただけるのではないかと思います。
テキストに載っていない問題が平気で出る
あれだけ時間をかけてテキストや講義で勉強したのにいざ過去問をやってみると、
「こんなの知らない」
っていう問題が出題されます。
運営管理の問題では見たことないような図が出てきます。
よくよく考えたら問題自体は単純だったりしますので冷静になれば解けます。
「過去問やっても意味ないんじゃ」
と思われるかもしれません。
しかし過去問をやっておけば問題の傾向を掴む以外にも考え方も身につきます。
奇をてらって外す
この傾向は特に企業経営理論・経営法務に多いです。
最初は素直に問題を解いていたのが、ちょっとひっかけ問題にやられると疑い深くなってしまいます。
そして勉強を進めていくといろんな知識が身についてきます。
いろんな知識が身についてくるので幅広い考え方ができるようになります。
ところが問題を解こうとすると幅広い考えが選択を迷わせることになります。
そして問題自体も日本語として理解がしにくい表現で書かれていることが多いです。
「もしかして正解っぽく見せて間違いかも」
「逆にこっちかも」
と思うようになります。
素直に答えていたら正解だったのにドツボにハマって間違えることが多いです。
これをやった時はめちゃくちゃ後悔します。
企業経営理論の科目が勉強時間と比例して得点が伸びない理由もここにあります。
常識問題が簡単すぎて逆に疑う
奇をてらって外すで書きましたが、そういった疑いが強くなってしまった結果、簡単すぎる問題が逆に怖くなります。
中小企業診断士試験の科目「経営情報システム」ではセキュリティ関連やSNSなどの問題も出題されます。
そういったテーマは中小企業診断士の勉強をしていなくても再開できるような簡単な問題があります。
むしろ何も勉強していないほうが素直に答えることができます。
しかし勉強を深くやっていくと
「こんな安易な解答で大丈夫か?」
「もしかしてひっかけ?」
などかなり疑り深くなっています。
勉強している方はわかっていただけると思います(^^;)
自信を持って計算した答えが選択肢にない
財務会計や運営管理では計算問題が出題されます。
中小企業診断士の一次試験は全てマークシートで答えます。
ですので選択肢を見ることで解答の数値予測がつくものもあります。
中には
「このパターンは自信がある」
「さっきやったテーマだから解答の導き方が頭に入っている」
という問題もあります。
その場合は選択肢を見なくてもスラスラと解答まで行き着くことができます。
そして自信を持って出した解答を選択肢の中から探してみると、
「あれっ、選択肢にない」(^^;)
一次試験は電卓持ち込み不可なので全て手計算していますから計算間違いすることはよくあります。
途中の掛け算間違ったり、足し算引き算を逆にしたらとポカミスに気づくことでホッとします。
しかしいくらやっても選択肢の誰かに当てはまるような解答が出せない時もあります。
パニックです(゚o゚;;
私はこれを本番でやってしまい頭が真っ白になりました。
練習してきたので計算のプロセスには絶対の自信があったのに‥
でも問題の選択肢自体が間違っている可能性は極めて低いです。
ちなみにこの難局を選択肢の解答を代入して解くというパワープレーで乗り切りました(^^;;
「不適切を選べ」を「適正を選べ」と勘違いして間違える
これやると相当凹みます。
何がショックか、
- 「不適切を選べ」の問題の場合はわかりやすく下線が引いてあるにもかかわらず見落としいる自分
- 知識があれば適正な選択肢がばかりなので途中で間違いに気づくことができるが、それを判断できる知識のない自分
この2つです。
情けなくなります。
ポカミスの挙句に知識もないなんて、合格の可能性ゼロじゃんとなります。
本番の直前でもやってました。
だから仕事でもしょうもないミスをするんだと思いました。
ただ、これは私だけではないです。
思い込みって恐ろしいですね。
ちなみに思い込みは悪い印象がありますが、人間は思い込みや経験則があるから作業効率が上がるとも言われます。
一長一短ですね(^^)
模試が難しすぎる
私は一次試験の前に模試を受けました。
目的としては、
- どれくらいの点数がとれるのか
- 試験時間を体感したい
という感じです。
そして実際に受けてみたところ
「あれ?わからない・・・」
が連発でした(^^;)
特に経営情報システムは
「一体俺は今まで何を勉強してきたのか」
っていうぐらいチンプンカンプンでした(^^;)
解説DVDでは
「かなり尖った問題が多かった」
とフォローがありましたが、それにしても難しすぎると思いました。
本番3か月前でぼっきり心を折られて自信を失いました。
得点は気にしなくて良いと言われますが、といって割り切れない(一一”)
最後に
試験勉強中は一喜一憂の日々で精神的に安定していませんでした。
「勉強しても知識が定着しなくてヘコむ、勉強しなくても勉強していない自分に対してヘコむ」
「なぜこんなに苦しい思いをしてまで勉強しないといけいないのか」
とネガティブに思う日もあれば
「仕事でも役に立つ知識が増えたので、言いたいことが言語化できてうれしい」
「社外の人と話しても話している内容がわかる」
とポジティブな日もありました。
それでも継続することで最初はポンコツだったのが次第に形になってきます。
中小企業診断士以外にも他も資格や志望校を目指している人も多いと思います。
苦しい思いをした分合格した時の達成感はとても貴重です。
メンタル的にも強くなります。
あまり無理な勉強計画は立てずに継続的に勉強していきましょう!
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます!
こんな感じでいろいろ発信していきます。