こんにちは!中小企業診断士のカズユキです。
中小企業診断士に挑戦する時に、「資格学校に通う」「通信教育などを使用してある程度独学で目指す」など迷うと思います。
しかし資格学校は20万円以上費用がかかるためになかなか手が出しにくいのが現実です。
そうするとある程度独学で目指す道を考えますが、果たして合格までたどり着くことができるか心配です。
私の見解を申し上げると、
独学でも十分に目指せます!
中小企業診断士試験は一次試験のマークシートと二次試験の記述式と面接があります。
一次試験に限定して言うと資格学校に高いお金を払って勉強しなくても十分合格できます。
二次試験になると一次試験の知識を応用する必要がありますので少し難易度は上がりますが、このブログで紹介している勉強法を実践していただければ合格できます。
ちなみに中小企業診断士になるには一次試験は絶対に突破しなくてはなりませんが、二次試験については受けなくても良い方法があります。
場所は限定されていますが、養成課程を受けることで中小企業診断士の登録ができます。
要するに学校に通うということです。
そうすると一次試験に突破すれば合格の道が見えるということです。
私は最初のきっかけは通信教育からスタートしてます。
完全独学とは言えないですが自分でテキストをいろいろ買ったので独学の部類と判断しています(^^)
では私はどうやって勉強したか説明していきます。
一次試験の勉強方法
まず私の勉強期間は一年前の6月からスタートしました。
一次試験は例年8月に行われますので、1年2か月ぐらいの勉強期間です。
知識がゼロの方を想定すると、一次試験の勉強方法は4つのポイントがあります。
①まず知識をインプットするためにテキストで勉強
②次に過去問などの問題を解いてみる
③なかなか知識が定着しないところは暗記カードアプリを活用して覚える
④ここまで来たら②と③を繰り返すだけ
これで合格までの力がつきます。
ブログで書くとやたら簡単に見えますね(^^)
私も知識がほとんどない状態でスタートしました。
アラフォーでしたが知識がなさ過ぎてびっくりしました。
よくこんな知識がない状態で仕事をしていたなと思いました。
どれくらいひどかったかというと
まず経済学は大学で経営情報学部だったにもかかわらず記憶から健全に消えていました。
財務に関しては簿記3級のこともわからず、売上総利益や営業利益の順番もあやふや、一般管理費って何のことが全く知りませんでした。
経営理論は4Pぐらいしかわかりませんでした。
運営管理も製造業の経験がほとんどなかったので勉強中もピンとくることが少なかったです。
IT業界も知らないので経営情報システムは全然覚えることができないし、法律系も知識なし。
ちょっと恥ずかしくなってきましたのでこの辺でやめておきます(^^;)
余談ですが、40~50代でも私と同じような知識しかもっていない方は多いです。
コンサルタントの仕事でいろんな企業と関わっていくうちにわかってきました。
これは本人の勉強不足という側面もありますが、会社の数字を見せようとしない会社側にも責任があります。
私も会社がどれくらい利益を上げているか、商品の原価など知らされることなく15年くらい仕事をしていました。
勉強計画としては1年くらいを基準にして半年をインプット、残りは過去問などを解いてアウトプットが良いです。
ちなみにテキストで勉強しているときも練習問題や過去問が出題されます。
これも解きながらインプットなので最初の半年間は全く過去問に触れないわけではないです。
参考程度ですが、私は通信教育「スタディング」を最初に使用していました。
あまり語られていないのですが、過去問などの解説が秀逸です!
他の問題集よりもカラーで図表を使ってくれていますので理解しやすいです。
テキストで勉強するのがちょっと自信がない方は通信教育の動画講義なら勉強祖進めていきやすいですよ!
ここまで紹介すると、なんだかんだ情けないことを言いつつも意志が強いんじゃないかと思われたかもしれません。
しかしすぐ眠くなってやめたり、休日で時間がある中パチンコ言ったり、YouTubeの動画をずっと見ていたりしていました(笑)
経営の知識がない上にパチンコでお金を失っているなんて最悪ですね( 一一)
逆に仕事中にトイレと称して暗記カードアプリで勉強をしたこともあります。
そんなとこで勉強するなら仕事終わってからしっかりやれよと思いました。
さっきから少し出てきている暗記カードアプリはかなりおすすめしています。
テキストをぼんやりと眺めているよりも暗記カードは考えながら答えるので知識の定着が効率的にできます。
逆に過去問などと解くときは時間や環境が整っていないと難しいですが、暗記カードならちょっとしたスキマ時間にできます。
暗記カードの活用術は下記のブログから見てください。
暗記カードで勉強することは効率的なのはわかったけど、作るのに時間がかかって面倒だなぁと感じた方もいると思います。
そんな方には勉強していた時の暗記カードのデータをnoteで公開しています。
暗記カードアプリはエクセルでインポートすることができます。
私のデータをそのままインポートすれば暗記カードを作らなくてもすぐに手に入ります。
欲しい情報を検索して自分に必要なデータをアレンジすれば効率的です。
暗記カードアプリをどのように活用するかは別のブログで書いていますので参考にしてください。
データについてはこちらから手に入ります(データを取り込むだけで暗記ナードを作成する時間をカット!私の暗記カードデータ)
テキストで勉強した後は過去問に挑戦します。
過去問について最初にお伝えしておきたいことがあります。
最初はびっくりするぐらい間違えます(>_<)
テキストで一生懸命勉強したのは何だったのかと思うくらい間違えます。
基本的には中小企業診断士試験の内容は広く浅くの問題が多いです。
しかし企業経営理論などは理論を知っていることを前提として出題されることが多いです。
問題によってはかなり難易度が高い応用問題も出題されます。
それでもあきらめずに問題を解いてください。
知識の定着が難しい場合は暗記カードアプリを活用してください。
私はそれ以外にもYouTubeで勉強していました。
一つの理論もいろんな説明を聞くと多面的に勉強をすることができるので理解できます。
試験範囲が広いので一夜漬けのような勉強は通用しませんのでご注意ください。
過去問は「過去問完全マスター」がおすすめです!
私の中では合格するためのマストアイテムです!
究極の一冊ということで紹介していますので下記ブログを参考にしてください。
ちなみに不合格になっても1科目60点獲得できれば、科目合格となり2年間は免除される制度があります。
受験者によっては「今年は2科目だけ勉強して科目合格を狙う」
という人がいます。
私はそういった科目合格はおすすめしません。
合格する確率が低くなるのと多年度でモチベーションが下がってしまいます。
詳しくは下記のブログから参考にしてください。
二次試験の勉強方法
私は二次試験対策を始めたのが8月上旬でした。
そうです、一次試験合格を確認してからスタートしました。
二次筆記試験は10月中旬なので、勉強期間は2か月半です。
それで間に合うのかと思う人は多いです。
効率的に勉強すれば間に合います(^^)
勉強方法をお伝えすると下記の感じです。
①過去問を解いてみる
②いろんな解答を参考にする
③暗記カードを活用して解答の幅を広げる
④ここから②と③を繰り返す
※この間ずっと事例Ⅳの計算問題を訓練する
このような手順で合格までたどり着くことができます。
私の場合は短い期間の中で勉強の方法を模索しており、TACのDVDをヤフオクで買ったりもしました。
二次筆記試験は記述式です。
一次試験のようなマークシート方式ではありません。
いきなり選択肢がなくなったので戸惑いました。
まさに「ドラクエⅠの洞くつでたいまつが切れた状態」です(^^;)
①の過去問を解いてみるに関しては、はっきり言って最初は全くできません。
それで構いません。
その後に解答の解説を見て同じことを繰り返すと慣れてきます。
②のいろんな解答を参考にするには参考書が必要です。
私は「スタディング」、「TAC」、「ふぞろいな合格答案」を活用しました。
実は二次試験には公式の模範解答が存在しません。
ですのでそれぞれのテキストが自分たちの解釈で模範解答を作っています。
どれが正解に近いか判断は難しいですが、いろんな解答を参考にすると幅が広がります。
その時におすすめしているのが暗記カードの活用です。
具体的には設問分から解答を妄想するという訓練をします。
私はそれを「あるあるトレーニング」と呼んでいます(^^)
例えば、
「A社の強みとは?
という問題があったとしましょう
それに対する解答は、
1、設計から製造・販売までできる一貫体制を持っている
2、他社よりも品質の高い製品を生み出す技術力を持っている
3、協力会社から部材を安価に供給してもらえるのでコスト競争力がある
どれが正解かは問題ではありません。
これを妄想することができればいいんです。
設問を見てこれだけのことを思いつくと当然解答にたどり着くのも早いです。
二次試験は80分ありますが、実際にやってみるとかなり時間が足りません。
「あるあるトレーニング」をしておけばかなり対応力が上がります!
やりたいけど暗記カードアプリを作るのが面倒であれば、これも私が使っていたデータを公開しています。
私は9月下旬くらいから10月中旬の本番まで訓練していました。
これはかなり効果がありましたのでおすすめですよ(^^)
この勉強と並行していやっていただきたいのが計算問題の練習です。
事例Ⅳの問題や計算問題集を毎日ちょっとずつやって下さい。
なぜ計算問題の訓練を毎日することをおすすめすすのか
それは、
1、事例Ⅳを制すると二次試験を制することができる情報を見た
2、一次試験の財務・会計の点数が悪かった(48点でした💦)
3、ちょっとだけ試しに事例Ⅳの問題を解いたら全くわからなくて絶望した
といった感じです。
電卓で計算しなくても実務ならエクセルで簡単に計算できるのにと思いました。
それを言ったら一次の財務なんて手計算ですけどね(^^;)
計算問題は思いがけないミスが発生します。
そして選択したがないので気付かないことが多いです。
いかにして途中のエラーを少なくするかがとても重要です。
そのためには2回チェックしたり工夫が必要です。
それと問題に慣れておく必要があります。
必要な勉強時間はどれくらいか
中小企業診断士試験に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要か?
インターネットを見ると1000時間が一般的に必要と言われています。
私はそれよりも短い時間で合格できると考えています。
具体的には
一次試験が750時間
二次試験が150時間
トータル900時間
です。
知識ゼロからスタートしたことを考えると効率よく勉強すれば十分達成することができます。
勉強時間の中には通勤時間や休憩時間のスキマ時間に勉強する時間も考慮に入れています。
ですので実際に家で机に向かって勉強する時間はそれほど多くありません。
更に申し上げると、どのように勉強と効率よく学べるか試行錯誤しながら勉強していたのでもっと短時間でも合格は可能です。
暗記カードアプリに一生懸命データを入れていた時間も入っています。
これも時短できれば短時間化が可能です。
1か月半ぐらい入れてましたからね(^^;)
過去問完全マスターとの出会いも勉強してから半年ぐらいたっていたのでマイナーな問題に時間を使っていることもありました。
二次試験についてはDVDをヤフオクで買って勉強をしていたのですが、
「過去問に勝る対策なし」
という結論に至り方針を変えました。
私としてはテキストで一通り勉強せずに過去問をするのはかなり違和感がありました。
しかし一次試験終了後に二次の勉強を始めた私にとって躊躇している時間はなかったので決断しました。
慣れるまでは二次試験の解答をどうすればよいか悩み過ぎて書けませんが、だんだんと慣れてきます。
二次試験のほうが記述式なので、いろんな解答を書くことができます。
基本的には一次試験の応用と位置付けられていますが、知識がなくても解答することができます。
中小企業診断士らしい勉強なので楽しいですよ!
まとめ
今回の話をおさらいすると
①中小企業診断士試験は独学でも合格できる
②一次試験の対策は「過去問」と「暗記カードアプリ」で知識定着!
③二次試験は「過去問」、「あるあるトレーニング」、「計算はひたすら訓練」
④勉強時間は900時間を目標にする
正直ここまで文章化できたのは合格後です(^^;)
私は非効率な勉強をkかなりしてきました。
皆さんにはそんな勉強方法を極力避けていただきたいのでこのブログに一つ残らず書いていきます。
一人でも中小企業診断士試験に目指す方や合格する方が増えて、診断士が世間から評価されるように貢献していきたい思いです!
皆さんに価値ある情報を提供できるように魂を込めて書いていきます!
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
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