こんにちは!中小企業診断士のカズユキです。
私は中小企業診断士試験を独学で一発ストレート合格しました。
そうやって書くとあっさり合格した感じですが、勉強期間は試行錯誤の連続でした。
知識ゼロからのスタートでしたので、テキストや動画で知識を入れた後は過去問を中心に対策していました。
勉強をしているときに「本番を想定した訓練が必要かな」と思いました。
調べてみると資格学校が模試をやっていることがわかりました。
「模試って受けているほうが良いのか?」
独学で情報があまり入ってこない人はどうすればよいのか判断が難しいです。
今回は
模試を受けるべきか?
について書いていきます。
まず結論から申し上げると、
模試は絶対に受けたほうが良いです。
資格学校の模試は問題のレベルにばらつきがあります。
難しすぎると自信を失ってしまうこともあります。
また簡単だとあまり参考にならないこともあります。
私も某資格学校の模試を受けたときに経営情報システムの問題が難しすぎて困惑しました。
今まで勉強した内容と出題された問題が違い過ぎて「経営情報システムの勉強内容は何だったのか!?」と思いました。
解説で「今回の問題はかなり難易度が高かった」とフォローがありましたがきつかったです。
それでも受けたほうが良いと思う理由は2つです。
- 試験の緊張感を味わえる
- 試験時間の感覚を体験できる
それでは今回はこの2つについてもうちょっと詳しく話していきます。
試験の緊張感を味わえる
学生時代に比べると社会人は試験を受ける機会が極端に少なくなります。
人間は慣れていないことをするときに緊張します。
そして強い緊張感やプレッシャーを感じると自分が持っている本来の力が出せなくなります。
本番の前に模試でどんな感じの空気感であるか味わっておくとよいです。
本番で緊張をしなくなるわけではありませんが、体感すると少し落ち着きます。
体験している人と未経験の人との差があるのは言うまでもありません。
自分は緊張しやすいタイプと思う方は、受けておくとよいでしょう。
どこの資格学校のものでも構いません。その時に受けられる模試で十分です。
しかし一次試験の模試を受けるためには土日の2日間を休みにしなければなりません。
その場合は自宅で受ける「自宅模試」にしてください。
私はサービス業でしたので、土日の休みがとりづらく自宅模試でした。
それでもいつもの勉強と違い時間に追われながら問題を解くと、「とりあえず難しい問題は置いといてできる問題からやっていこう」というマインドに必然的に変わります。
順番に行儀よく問題を解いていると、いつも間にか時間が経過してしまい間に合いません。
インターネット等で「時間が足りなくなるので難しい問題は飛ばしてやったほうが良い」という情報を見ていましたが、実際に受けることでそれを体感することができてよかったです。
試験時間の感覚を体験できる
もう一つは試験時間を体感することができます。
話で聞くよりも自分で体感するほうが身につきます。
まさに「百聞は一見に如かず」です。
ちなみに一次試験の試験時間は科目によって違います。
ご存じかもしれませんが、念のため書いておきます。
科目 | 試験時間 |
経済学・経済施策 | 60分 |
財務・会計 | 60分 |
企業経営理論 | 90分 |
運営管理 | 90分 |
経営法務 | 60分 |
経営情報システム | 60分 |
中小企業経営・政策 | 90分 |
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 経営法務
- 経営情報システム
以上4科目が60分
- 企業経営理論
- 運営管理
- 中小企業経営・政策
以上3科目が90分
私の試験時間の体感ですが
1日目
経済学・経済政策
普通に解いていけば間に合う
財務・会計
一次試験の科目の中で一番時間が足りない
企業経営理論
計算問題がないので考えて解答する時間はある
運営管理
計算問題があるので企業経営理論よりも急いだほうが良い
2日目
経営法務
じっくり考えても間に合う
経営情報システム
暗記科目なので解答するのに時間がかからない
時間が余るので途中退室して「中小企業経営・政策」の対策ができる
中小企業経営・政策
時間が余り過ぎて暇。途中退室できる
体感をお伝えするとこういった感じです。
特に1日目は時間との戦いが多いです。
結構ハードでした。
逆に2日目は時間がかなり余りました。
はっきり言って暇です。
経営情報システムは途中退室しました。
試験の途中で
「暗記科目なので何回も見直ししても得点が上がるわけではない」
「それだったら中小企業経営・政策の対策をしたほうが時間を有効利用できる」
と思い立ち退室しました。(※試験官に言われた手順で問題用紙を持って帰るようにはしておいてください)
中小企業経営・政策も45分ぐらいで試験が終わってしまったので「この科目60分にして財務・会計を90分にしてほしいと」思ったぐらい時間が余りました。
何回か見直しした後に途中退室しましたが、スマホを置いてきたので結局待っているのがつらかったです(^^;)
このように体験談をお伝えすることはできます。
しかし実際体験したほうが良いです。
自宅模試でも十分体験することができます。
最近はサービス業の方も多いので土日の休みが取れない方も多いです。
本番のために土日の休みを取りたくない人もいます。
私は2回模試を受けましたが、全部自宅模試にしています。
できれば試験会場で受けたかったのですが、仕事の事情で受けることができませんでした。
土日の都合がつく方は会場で受けると緊張感も味わえます。
自宅模試でも期限内に提出することで、点数はもちろんのこと平均点や受験者の中で順位や位置がわかります。
結果判定も行ってくれるので充実しています。
初めて模試を受験した時は、そういったシステムを把握していなかったので気が付いたら提出期限が過ぎていました(^^;)
もうちょっと勉強が進んでからと思う人もいますが、出来が悪くても結構です。
時間制限がある中で問題を解く経験が重要です。
今回のまとめ
今回の言いたかったことは、
模試は絶対に受けたほうが良いです。
です。
なぜ受けたほうが良いかは、
- 試験の緊張感を味わえる
- 試験時間の感覚を体験できる
です。
そして模試を受ける都合がつかない方は
自宅模試でも良いので受けてみる
をおすすめします。
ちなみに模試は一次試験だけでなく二次試験もあります。
当然二次試験も模試を受けておくと上記のような体験ができるのでおすすめです。
二次試験は体力勝負の部分もあります。
80分の試験を4科目受ける必要があるので320分間受けなければなりません。
(一次試験は1日目が300分、2日目が210分)
二次試験終了後帰りの電車でぐったりしたことは覚えています。
今回も私のブログを最後まで読んでいただき誠にありがとうございます!
勉強は楽しい反面苦しい場面もあると思います。
新しい知識との出会いを楽しみましょう!
また私のブログを読んでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします!
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