診断士実務補習

実務補習2回目

投稿日:2020年6月27日 更新日:

こんにちは!中小企業診断士のカズユキです。

今回は実務補習2回目について書いていきます。

 

7月コースに初めて実務補習を経験してから1ヶ月後、8月コースに参加しました。

実務補習の流れ自体は別のブログで書きましたので、そちらを参考にしてください。

大まかな概要についてはこちら

詳細についてはこちら

ここでは私の体験談に絞ってお伝えします。

ちなみに今回は営業戦略を担当しました。



事前にメンバーと会えた

これはメンバーからの提案だったのですが、事前に飲み会しませんかとお誘いが来ました。

スタートする前に人となりを知ることができたのでかなり良かったです。

まず私はこういった発想がありませんでした。

こんな提案ができるなんて尊敬しました。

担当を事前に決めた

指導員の先生からどの担当をしたいか事前に調整がありました。

1日目の顔合わせの時に決定することが多いので、事前に決めることができて効率的でした。

担当を先に決めておくことで、他のことに時間を使えます。



下調べは悪くなかった

初回で下調べの仕方を学んだので外部環境の分析や財務分析など少し慣れてきました。

特に私が調査した外部環境分析については最初の章である経営戦略で大いに役立ちました。

外部環境をしっかり調べておくと、経営戦略の説得力が一段と増します。

客観的にわかる数値を取り入れた分析をすることができて良かったです。

当然今の仕事においても役に立っています。



リーダーがグイグイ引っ張ってくれた

2回目だったのでリーダーをしないといけないのかなと思っていました。

一般的には全体を統制する「経営戦略」を担当する人がリーダーをすることが多いです。

今回は事前に担当する戦略が決まっていたので、自然と経営戦略担当がリーダーとなりました。

その方は今回実務補習の参加が初めてでした。

「なんか悪いことをしたな」

「フォローしないといけないな」

と思っていたのですが、めちゃくちゃ頭の切れる方で心配は全く不要でした。

逆に2回目参加の私がわからないことを質問したり頼ったりしていました(^^;)

こんな人になりたいと思いました。

製造現場が見られなかった

ヒアリングの後に工場視察という予定でしたが、製造現場はすでに仕事を終えていました。

当時は動いていない現場だけでも良いかなと思っていましたが、今になって考えると実際に動いている製造現場を見て初めて改善提案ができると強く思っています。

ですので動いていない現場を見てもあまり意味がありません。

せめて案内してくれた方に困っていることや停滞しやすい工程などを聞き出せていればと反省しています。

何だったらストレートに

「現場の課題は何ですか?」

「問題点はありませんか?」

「安全面で気になることはありませんか?」

「身体的に負担を感じやすい作業はありませんか?」

こういった感じで聞くべきでした。



参加経験で差が出た

今回の参加者は

  • 初めて:2名
  • 2回目:2名
  • 3回目:1名

合計5名のメンバーでした。

リーダーはすごい人でしたが初回参加の方、私も含めた2回目組、3回目参加者では発言の量や発言力などで差が出ました。

3回目参加者の方がしっかりしていた部分もありますが、リーダーと3回目参加の方の意見が取り入れられた構成になりました。

 

進捗に関しては初参加の方がかなり苦戦をしていました。

意見も筋が通っていないことがあったので、みんなから総突っ込みを受けるなど若干かわいそうな面もありました。

先生は放任タイプだった

今回の先生はメンバーで進めていく方針でした。

ですので多少の軌道修正をしてもらいながら自分たちで決めることができたので少し楽でした。

私は報告書の提言内容が果たして良いものなのかどうか心配でしたので、指導員の先生にこちらから積極的に質問をいっぱいしました。

個人作業に入ってもメールを頻繁に行いました。

初回の時はダメ出し連発で何を作ってよいかわからなくなりましたが、放任されてもそれはそれで心配ですね(^^;)

それでも初回の実務補習で鍛えられたので、自分で報告書を作成する力はついていました。

厳しい先生を経験しておいてよかったです(^^)

メンバーのフォローができた

上記で書きましたが発言力に差があったので初回参加者と2回目参加者は少し気後れしていました。

私もそこまで堂々としているわけではありませんでしたが、厳しい先生で鍛えられた経験で得られてことを気後れしているメンバーに伝えました。

とても感謝されてのでうれしく思いました。

逆にアドバイスをもらったりもしましたが(^^;)

自分のストーリーに巻き込んだ

営業戦略ではブランディングを行うという方針で決まりましたが、どうブランディングするか結論は出ないまま自主学習に移りました。

それからいろんな他社情報を調査して一つの結論に行き着いてのですが、それを実行するとなると営業だけでなく人事や生産にも影響する内容でした。

私は仕事においても基本的にはみんなの意見を尊重してすすめることが多かったのですが、これに関しては

「俺に合わせてくれ」

とメンバーに説明をして納得してもらいました。

私は普段はあまり自分の意見を強引に通すことをするタイプではありません。

しかし自分の戦略に自信を持っていた私は強く提案しました。

新しい自分を発見できました(^^)



報告書が長くなってしまった

せっかく助言をするのならなるべく多くの提案をするほうが良いと思いました。

そこで思いつく限りのことを盛り込みました。

そうすると営業戦略だけで20ページ以上になってしまいました。

問題点と課題に紐づけることをあまり考えていなかったのでそれをまとめるのに大変苦労しました。

初回でも指摘されましたが、そのあたりの反省を活かすことができませんでした。

事業計画書を作成するときにはストーリがとても重要です。

実務補習の報告書についても同じことが言えます。

ストーリーの概要を書くと

  • 現状分析
  • あるべき姿
  • 課題抽出
  • 課題解決方法
  • 将来の展望

といった感じです。

思いつくままに作成すると、収取がつかなくなるので注意してください。



自分の報告が長すぎた

結局報告書は多少短くなりましたが、他の戦略よりかは長くなってしまいました。

当然報告会でもそれが影響しました。

しかも時間を見ずにプレゼンをしましたので一人で30分以上使ってしまいました。

タイムマネジメントが全くできませんでした。

これはほかのメンバーの報告にも影響します。

だいたい一人当たりのプレゼンの目安は20分ぐらいです。

もし時間がオーバーしそうになったら重要な部分に絞って報告をするなど簡略するようにしてください。

 

最後に

2日目の奮闘はいかがでしたでしょうか?

初回よりも成長が見られたかなと思います。

参考になればと思い魂を込めて書きました。

 

最後に戦略を作成するときのポイントについてお伝えします。

それは

「具体的に行動ができるように落とし込む」

です。

例えば営業戦略で「利益率の高い商品を販売するために営業スキルを磨く」と対案したとしましょう。

これを誰がやるかどうやって行動をするかを具体的に書きます。

販売実績を分析すれば利益率の高い商品の販売が弱いことがわかるので、そこまではすでに社長は気が付いていることが多いです。

それを具体的に実行できるようにアクションプランを考えるのが我々の役目です。

  1. 販売実績を分析
  2. 利益率の高い商品を強化
  3. 競合商品を分析して比較結果を提示
  4. 営業部長を中心に商品の強みを共有
  5. 販売スキル強化のミーティング実施
  6. 競合が少ない地域でテストマーケティング
  7. その後エリアを拡大

そのまま実行できるまで書いておくと社長も「これならやってみよう」と思ってくれます。

提案も新たな販売拠点を作るような大きな提案でなくても大丈夫です。

大事なのは実行したくなる提案です。

 

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます!

がんばって書き続けますのでまた読んでください(^^)



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