こんにちは!中小企業診断士のカズユキです。
今回はこれさえしておけば大丈夫という究極の本を紹介します!
中小企業診断士試験の範囲は広いです。
インターネットなどの情報からいろんなテキストやら問題集を買って勉強されている方が多いです。
私も通信教育の「スタディング」をはじめ簿記3級の本や決算書、経済学や情報システムの用語集、会社法など‥‥さまざまな本に手を出しました。
一次試験で購入した本の批評は別のブログで書きました。
忖度なしで評価していますので参考にしてください。
やはり買った中にはあまり役に立たなかったものもあります。
そんな失敗をしたくない方に向けて、これだけまマストという本を紹介します。
前置きが長くなりましたがそれでは内容に入っていきます!
究極の本とは何か?
これを揃えれば安心という究極の本とは、
「過去問完全マスター」
です!
これさえあれば合格に近づきます!
ちなみに各科目ごとにに1冊ありますので7冊分必要です。
なぜこの本をおすすめしているのか理由をお答えします(^^)
過去問完全マスターとは
過去問完全マスターとは中小企業診断士試験の過去問が10年分掲載されている網羅的な本です。
しかも出題頻度ごとに「A」「B」「C」とランク付けされています。
ランクの意味はだいたい下記の感じです。
「A」かなりの頻度で出題される
「B」たまに出題される
「C」あまり出題されない
そして過去問完全マスターには「A」と「B」が掲載されています。
「C」の問題は何と出版元の同友館がホームページに公開しています。
なぜ「C」問題だけ掲載されているのか(^^;)
過去問完全マスターの存在を知って初めてホームページを調べた時に問題が載っているから、買わなくても見ることができると勘違いしました(笑)
本には頻出問題の「A」と「B」しか掲載されていないので、10年分の過去問の頻出する部分だけ効率的に勉強ができます。
他にも過去問を扱っているテキストはあります。
しかし単に年度ごと過去問を収録しているだけなので、どれが重要な問題なのかわかりにくいです。
一生懸命やっている問題がほとんど出題されていなかったとすると、非常に効率が悪いです。
中小企業診断士試験の試験範囲は膨大ですのでなるべく効率は挙げていきたいです。
ですので過去問完全マスターはまさにぴったりの問題集です。
では過去問完全マスターはどの程度やっていくのが良いか?
私の体感では、
「A」の問題については出題されたら必ず得点できるようにして、過去に2、3回出題された「B」問題も解答できるように訓練してください。
私の場合一旦は「A」問題を解けるようにして5月に模試を受けてみました。
結果は384点と合格には遠い得点でした。
やはり合格するためには「B」問題にも着手しなくてはムリだと判断して、残りの3か月は「A」「B」の問題を全科目2周解きました。
結果8月の本番では475点獲得することができました。
実は徹底して定策を考えていたため、ホームページに掲載されている「C」問題も1周だけはしておこうと思いました。
しかしそこまでの時間はありませんでした。
結果的には「C」の問題までやらなくても合格点を取れる実力がつくことがわかりました。
むしろそんなマニアックな問題に時間をかけるよりも、他の科目の「B」以上の問題を解く方が効率的です。
ちなみに解答の解説はわかりやすいです。
理解しやすいように図表を使ってくれています。
では今度は具体的にどのように勉強すれば良いか、私の事例を紹介しながら説明します。
過去問完全マスターの勉強方法
ここからは過去問完全マスターを使った勉強方法をお伝えしていきます。
解答した問題のチェックする
解答した問題の結果がどうだったかを残していきます。
私の場合は問題のページ数をExcelに入力してチェックしました。
問題の解答結果を文字の色を分けて後で振り返るようにしました。
具体的には、
しっかり理解して正解できた ⇒ 黒色
正解はできたけれども知識はあいまいだった ⇒ 緑色
不正解だった ⇒ 赤色
このようにすると後でどの問題がダメだったか見える化することができる
1周目のチェック表
私が実際にやっていた方法を掲載します。
1冊を一通り解き終わったらここからは振り返りをします。
ここで振り返りの問題は不正解だった問題だけでなく正解したがあいまいだった問題も振り返ります。
あいまいなまま正解した問題をやることで知識がより定着していき合格の力がつきます。
振り返りでも間違えると再度振り返ります。
結構凹みますが(^^;)
そして全ての問題を正解に導きます。
これで一周とします(^^)
2周目に突入
2周目に関しては、1周目の表を使って再度チェックします。
文字の色は一周目で変えたので今度はセルの色を変えてチェックします。
チェックのカテゴリーは一周目と同じです。
理解して正解できた ⇒ 何もセルに色をつけない
正解できたが知識があいまいだった ⇒ セルの色を黄色にする
不正解だった ⇒ セルの色を薄赤色にする
2周目のイメージ
1周目も2周目もやっていることは変わりません。
このように1周目のチェック表に重ねることで自分の弱点が見える化してきます。
一番注意すべきは、1周目も2周目も間違っているところです!
2周目になってくると、
「この問題の正解はアだよなぁ‥」
なんて覚えている時もあります。
そうするとチェック表のどこのカテゴリーに入れるべきか迷います。
その場合も理解して正解を導いているか、他の選択肢が間違いだと認識できた上で正解しているかで判断して下さい。
ちなみに1周目とか簡単にいってますが量は結構あります。
企業経営理論なんかは800ページを超えていますのでパッと見た感じ辞書レベルです(^^;)
よって勉強は継続してできるかどうかが重要です。
継続するコツとしては、一日に長時間勉強しないことです。
1日1問でも良いのでやってください。
あまり無理して長時間勉強すると次に机に向かうことが嫌になってしまいます。
毎日ちょっとだけやるといった感覚ですと、始めやすいです。
やっていくうちに1問では当然終わりません。
いつの間にか1時間ぐらい集中しているときもあります。
そして解答したことを形に残すことで達成感も生まれます。
なぜ今回過去問完全マスターを使った勉強方法で1周目2周目と書いたかと言いますと、私がこれを2周やって合格点までたどり着いたからです。
たった2周で良いのかと思われるかもしれませんが、7科目やると結構私が頑張ったんだなとご理解いただけるのではないかと思っております。
毎年新しく改定されるのですが、発売が2、3月ぐらいなのでもっと早く着手したい方もいると思います。
その場合は昨年・一昨年の中古品でも十分です。
早く着手するほうが良いです。
最後に
私がおすすめする中小企業診断士一次試験を効率よく突破できる究極の本は
「過去問完全マスター」
です。
そして勉強の具体的な方法は、
①過去問を解きながら正誤をチェックする
②不正解だけでなく正解しても知識があいまいなら振り返って解く
③最低でも2周は解いたほうが良い
この辺りを抑えておいてください。
やはり過去問を研究することが一番です。
さすがに10年分の頻出論点をしっかり対策すれば合格の可能性はかなり高まります。
なかなか勉強の時間を確保することが難しいと思いますが、継続すれば目標は達成できます!
自分の力を信じて突き進みましょう!