こんにちは!中小企業診断士のカズユキです。
今回は中小企業診断士の受験者や合格者の年齢層や性別についてお伝えします。
データの結論を申し上げると
- 受験者は30、40代が中心
- 95%近くが男性の受験者
でした。
中小企業診断士協会ホームページに掲載されていたデータを加工してお見せします。
年齢層
では中小企業診断士の一次試験受験者と合格者を並べてみます。
データは2019年の中小企業診断士試験の結果です。
申込者は一次試験の申込者です。
合格者は2次口述試験の合格者、つまり中小企業診断士試験に合格した方です。
年齢層 | 申込者 | 合格者 |
20歳未満 | 126 | 0 |
20~29歳 | 3,149 | 137 |
30~39歳 | 6,442 | 406 |
40~49歳 | 6,321 | 354 |
50~59歳 | 3,898 | 161 |
60~69歳 | 1,090 | 28 |
70歳以上 | 137 | 2 |
合計 | 21,163 | 1,088 |
見ていただくとわかりますが、30代から40代が中心となっています。
20代で中小企業診断士を目指す方は少ないです。
2019年に至っては20歳未満の合格者は0人です。
この年代で中小企業診断士の資格を目指すのはかなり意識が高いです。
私が試験場に言った感じとしても、年齢層が高い方が中心でした。
2016年のビジネスマンが取得したい資格で1位を取るなど徐々に知名度は向上していますが資格の知名度としてはまだまだ一般的に有名と言うわけではありません。
よって何年か社会人経験をしているうちに中小企業診断士の存在を知って目指そうとする方が多いです。
若くして中小企業診断士の資格を取得すると就職・転職にかなり有利です。
合格後に参加する実務補習に関しては年上に囲まれて診断の報告書を作成するので苦労しますが、その分自分に大きなバックが返ってきます。
若い方にとっては自分の親ぐらい離れている人と対等に話す機会はほとんどありません。
実務補習は互いの意見をぶつけ合ってみんなで中小企業の助言を考えます。
スケジュールはかなりタイトなので大変ですがきっと良い経験になるでしょう(^^)
ちなみに「実務補習って何?」となった方には別のブログで書きましたので参考にしてください。
性別
次に性別で申込者と合格者を見ていきます。
データは同じく2019年を使用します。
性別 | 申込者 | 合格者 |
男性 | 19,061 | 993 |
女性 | 2,102 | 95 |
合計 | 21,163 | 1,088 |
やはり男性が圧倒的に多いです。
女性は本当に珍しいです。
試験会場は「おじさん」中心ですので、女性を見かけるとちょっとドキッとします(^^;)
二次の口述試験で待機しているときにの話ですが、隣が女性でした。
見た目は20代前半ぐらいとかなり若い方だったので
「すごいなぁ、自分がこのぐらいの年齢の時は何にも考えていなかったなぁ」
と尊敬しました。
性別のことをあまり語るのは良くないですが、女性の診断士はこれから需要があります。
最近は女性の経営者どんどん増えています。
経営の相談相手も女性が求められます。
経営者は孤独なので気持ちがわかってくれるような方がいると心強いです。
まとめ
今回のデータから読み取れることは
- 受験者は30、40代が中心
- 性別は男性が圧倒的に多い
ということがわかりました。
また、私の意見としては
- 20代以下の若い中小企業診断士取得は就職・転職に有利
- 女性の診断士は少ないが需要は今後伸びてくる
データから読まなくてもわかることですけどね(^^)