コンサル実務 経営・改善活動

「目標管理による改善活動」がリーダーを育てる

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中小企業診断士のカズユキです。

私は中小企業診断士の資格だけで、無謀にも40歳から未経験で経営コンサルタントに転職しました。

実務を通じて、いろんな会社の問題・課題に触れることがあります。

その中でも、よく聞く問題についてお話いたします。

 

会社の課題で多いのは「リーダー育成」

どんなに良い会社でも課題を抱えていますが、特にリーダー育成についての相談を受けます。

「現場の管理・監督ができていないので、仕事でのミスや不良品が減らない」

経営者や役員からこういった話が出ます。

しかし、それに対して組織として何か実行していないことが多いです。

こうした問題を解決するためには、

  • 会社からリーダーに役割を伝える
  • リーダーを育成する機会を設ける

こういったことをする必要があります。

一生懸命に日常の業務をこなすだけでは育ちません。

マネジメントができる人材を育成するには、会社からのバックアップが必要です。

 

目標管理で改善活動を実行する

マネジメントができる人材を育成するには、実戦から学ぶことが一番です。

確かにマネジメント研修に参加することで、概念的なものを学習することはできます。

しかし研修で学んだとしても、それを活かす機会がないと意味がありません。

学んだことも1週間くらいたてばほとんど忘れてしまいます。

私は部署の目標管理をすることで、マネジメントの機会を作ってもらっています。

 

目標管理とは「自分たちが所属する部署の課題や問題を自分たちで考えてクリアする取り組み」です。

5Sや改善活動を実施している会社は多いですが、組織的に実施している会社が少ないように感じます。

各個人に任せた改善では、本当に効果的な活動にはなりません。

 

目標管理による改善活動ではリーダーが中心となって目標を作成しますが、その機会を会社が全面的にフォローします。

会社から正式に認められた活動であることを宣言することで、リーダーが効果的な目標を作成し、確実に実施できます。

リーダーは目標作成・実施と部署のメンバーを巻き込んだ活動にする役割があります。

一人の活動では大きなことはできません。

みんなの力を結集することで、大きな改善効果を実現することができます。

 

改善活動で挑戦する土壌を作る

私の実務では、改善活動を通して強い組織づくりのお手伝いをしています。

改善を行うと必ず様々な問題が生じるのですが、その問題に対し、現場で自ら解決策を導き出し、実行しなければなりません。

この過程を繰り返す中で、リーダーとしてのスキルやモラル(意識や姿勢)に大きな変化がみられます。

  • リーダーとしての責任感の高まる
  • 目標達成の姿勢が強くなる
  • メンバー間の関係性が良好になる

この活動を通して、これまでとは明らかに違う行動を見せる方が多いです。

どうせ仕事をやるなら、もっと改善をしたほうが良いです。

品質が良くなったり、作業負担が少なくなったり、効率が上がったりすると会社の業績にも影響します。

業績が良くなれば給与・賞与に分配されるので、生活面でも豊かになっていきます。

 

このような活動まで醸成するためには、従業員が自主的にすることは非常に難しいです。

会社が改善活動に全面的にかかわることが重要です。

新しい取り組みに挑戦することは大変です。

すぐにうまくいかないことも非常に多いです。

その時に、

「やっぱり失敗した」

「最初からそうなると思っていた」

「そんなことよりも普段の仕事をしろ」

といった声が上がる組織では、外部環境の変化についていけなくなります。

新しい取り組みがすぐにうまくいかないのは当然です。

その時に新しいアイデアを出しながら、次の挑戦につなげられる組織にしなくてはいけません。

少々失敗しても容認できる組織風土を作って、仕事にもっと興味を持ってもらえる環境を作っていきましょう!

 

まとめ

目標管理による改善活動を実施すると、組織を活性化させることができます。

活動の成功は「運用の責任を会社が持つこと」です。

活動が進んでいくと、リーダーの成長を促進します。

  • 目標を自らが立てることができる
  • 活動内容を職場メンバーに理解・納得させる
  • 問題解決に向けて責任を持つ
  • 部下への協力や支えができるようになる

このような実践を通じて、学んだ知識が知恵となるとともに、経験やノウハウも蓄積され、リーダーとして力量が備わってゆきます。

是非、目標管理による改善活動に取り組んで、自社に必要な本物のリーダーを育ててください!

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