皆さんこんにちは!中小企業診断士のカズユキです。
今回は中小企業診断士試験に苦戦している方に向けて考えられる原因を説明します。
難関試験ではありますが、ポイントをおさえて勉強すれば合格することはできます。
なかなか受かることができない方や得点が伸びない方はご自身の勉強方法を見直す必要があります。
勉強方法を見直すポイントは質と量の2つです。
今回の話をまとめると、
- 勉強の質
- テキストを隅々までやる
- 一つのテーマにこだわり過ぎ
- 過去問の勉強が少な過ぎ
- 勉強の量
- 期間が短い
- 時間が短い
- 効率が悪い
という内容です。
ではもう少し詳しく書いていきます。
質の問題
テキストを隅々までやっている
特に勉強に慣れていない方に多い傾向があります。
テキストに載っている内容を理解するまでずっとやっています。
自分の中で消化できるまでは練習問題や過去問を解こうとしません。
勉強の進め方は人それぞれなので完全に否定はしません。
しかし、試験範囲はかなり広いです。
実はテキストでは試験範囲の全てもカバーできていないことがほとんどです。
過去問をやっている方は経験済みですが、テキストには載っていない問題も平気で登場します。
おすすめの勉強の進め方は、
- テキスト・講義のひとかたまりを勉強する
- 練習問題や過去問を解く
- 間違えたところをテキスト等で復習しながらもう一度解く
- 次のテーマに進む
といった感じです。
テーマはテキストや講義である程度ひとまとめにされているので、それに沿って区切っていただくと良いです。
一つのテーマにこだわり過ぎている
理解ができない論点が登場すると悔しいです。
また何回やっても納得がいかない練習問題や過去問もあります。
何とか理解しようと解答の解説を見たり、テキストや講義を振り返ったりします。
決して悪いことではないです。
しかしあまりにも時間をかけると危険です。
中小企業診断士試験の一次試験は7科目ありますので、一つの科目の一つのテーマにこだわり過ぎるととても全体をカバーできません。
問題を解いて理解しづらい箇所をテキストで復習はしますが、どうしても理解できないところは一旦先は進んで下さい。
時間がたってから見るとスッと理解できることがあります。
他の知識が身につくことで理解力がアップしています。
キャッシュフロー計算書や株主資本等変動計算書などは一回聞いただけでは理解できません。
丸暗記してもすぐ忘れてしまいます。
一旦置いて先へ進んでみましょう。
もう一度解いてもかなりの確率で間違えることになりますが、知識ゼロの時よりも理解が早くなっています。
自分なりに覚え方を見つけることもあります。
過去問で対策していない
試験対策で必要なことを一つあげて下さいと言われたら、
「過去問をして下さい」
これは間違いないです。
どのような出題がされてきたのか傾向を掴まないと本番で合格することは難しいです。
中にはテキストで理解が進んでいないからという理由で過去問に着手しない方がいます。
また、まず通信教育や資格学校の比較的やさしいオリジナル問題を解いてから過去問に挑戦したい人もいます。
過去問はレベルの高い問題が多いので、それなりに準備してから取り組みたい気持ちはわかります。
しかし、どんなに準備しても打ち砕かれます(^^;)
であれば早めに打ち砕かれた方が良いです。
量の問題
準備期間が足りない
ブログやYouTube等で短期間で合格している方を見受けます。
可能性はありますが、しっかりとした準備期間を設けた方が良いです。
短期間で合格している人を調べてみると、科目免除があったり知識の下地があったりします。
私のように知識ゼロの凡人が参考にする内容ではなかったです(^^;)
私は二次試験から逆算して一年半前から準備していました。
これよりはもっと短期間で合格は十分可能ですが、無理のない期間で計画的に勉強すると楽しいです。
1日にたくさん勉強すると苦痛で嫌になってしまいます。
中小企業診断士の勉強は本当にためになることが多いです。
どうか楽しんで勉強して下さい。
逆の意見になってしまいますが、もしお金に余裕がある方は、多少準備不足でも一度試験を受けてみた方が良いです。
本番の空気を味わえるので良い経験になります。
ただわからない問題ばっかりだと逃げ出したくなると思いますが(^^;)
勉強時間が足りない
単純に時間で合否を言うことは難しいですが、一次試験に合格するためには750〜800時間くらいは必要です。
私も750時間くらいは勉強していました。
一次試験は7科目あります。
1科目あたり約100時間以上必要です。
私よりも短時間で合格することはできますが、ある程度時間は必要です。
スキマ時間を活用していない
私が実際に挑戦した時に感じたことですか、一日に勉強できる時間はそんなに長く取れません。
更にいつも机に座ってじっくり勉強できるとは限りません。
特に社会人の方は忙しくて時間を確保できません。
家に帰っても子供が騒いでいたり、テレビの音が気になったり集中できる時間がありません。
何回も言ってることですが、移動中や休憩中などちょっとした時間を有効活用しましょう。
細切れの時間を有効活用しないと、社会人で合格することは難しいと思います。
まとめ
もう一度今回の話をまとめると、中小企業診断士試験の一次試験に受からない原因は、
- 勉強の質
- テキストを隅々までやる
- 一つのテーマにこだわり過ぎ
- 過去問の勉強が少な過ぎ
- 勉強の量
- 期間が短い
- 時間が短い
- 効率が悪い
です。
合格することは不可能ではありません。
しっかりコミットすれば結果はついてきます。
大事なことは継続的に勉強することです。
私も応援する意味も込めて一次試験まで毎日ブログを書きます。
一緒にあきらめずに頑張りましょう!