こんにちは中小企業診断士のカズユキです。
今回は企業の活動とその目的について書いていきます。
中小企業診断士試験でいうと「企業経営理論」にあたる部分です。
では説明していきます(^^)
ここで学べること
企業の活動
外からモノ買ってきて付加価値をつけて販売して利益を得ること
ゴーイングコンサーン
企業は継続する必要があるということ
ステークホルダー
企業を取り巻く関係者、利害関係者のこと
重要度
中小企業診断試験の重要度を示します。
一次試験 ★★★☆☆
二次試験 ★★★☆☆
企業経営理論は一次試験・二次試験の両方に関わる科目です。
難しい科目ですが非常に面白いのでぜひ理解してください!
企業の活動とは
企業は自分の得意分野で価値を提供して利益を得ます。
自分たちに必要な資源を外部から購入します。
そしてそれらに自分たちの強みである技術・技能を駆使して付加価値をつけて製品・商品・サービスを作ります。
作った商品を市場で販売することで利益を得ます。
例えば製造業は必要な原料・材料を外部環境から購入して求められる品質や規格に加工します。
この加工の過程が付加価値をつけるということです。
モノを作らない会社もあります。
スーパーは市場からモノを買ってきて販売します。
この時に顧客が手に入りやすいように並べたり、加工したりします。
食べやすいようにカットしてくれます。
探しやすいようにカテゴリー別で並べてあります。
「そうめん」が作りやすいように「つゆ」と一緒に販売しています。
このようにしてさまざまな価値を提供することで世の中に認めてもらえます。
注意点としては、顧客や市場が求める付加価値を提供しなければなりません。
いくら手間暇かけても顧客が求めるものではない商品や製品では利益につながりません。
品質が良いことは悪いわけではありませんが、必要以上に品質を高めると原価が高くなってしまって儲かりません。
顧客が求める品質を適正な価格で適切なタイミングで提供することが重要です。
- Q(quality)品質
- C(cost)価格
- D(delivery)納期・数量
工場の品質管理で使われるQCDの考え方に近いですね(^^)
企業の目的とは?
企業の目的とは何か?
いろんな企業がありますので一括りにすることは難しいです。
しかし共通して言えることは、
「企業は継続し続ける必要がある」
です。
顧客に価値を提供するためには継続しなくてはいけません。
いくら顧客に喜ばれる技術を持っていたとしても企業が倒産してしまってはその使命を果たすことができません。
これを表す言葉として
「ゴーイングコンサーン」
という言葉があります。
ゴーイングコンサーンとは「継続する企業」ということです。
企業はいったん生まれて活動したら顧客に価値を提供するために継続しなくてはいけません。
そのためには外部環境とうまく調整して活動しなくてはいけません。
この企業を取り巻く外部の関係を
「ステークホルダー」
といいます。
ステークホルダーとは利害関係者という意味です。
どういったものかとうと、
- 原材料を売ってくれる「材料メーカー」
- 資金を調達する「金融機関」
- 活動を応援してくれる「投資家」
- 人を雇うための「労働市場」
- 活動を制限・援助してくれる「政府」
- 企業の製品を買ってくれる「顧客」
こういった周りの協力者などのことを言います。
外部環境は変化していきます。
今は売上が好調でも1年後、3年後はわかりません。
外部環境が変化したらステークホルダーと協力して乗り越える必要があります。
材料メーカーには品質の高い材料を供給してもらうよう依頼する、値段を交渉します。
金融機関には新たな活動をするための資金を供給をしてもらう必要があります。
活動が盛んになると人がもっと必要になります。
政府には補助金や助成金など援助を求めます。
顧客には求める製品をリサーチします。
企業は常に新たな価値を提供できるように研究しなくてはいけません。
会社運営って大変ですね(^^;)
経営者の方々本当に尊敬いたしますm(__)m
今回のまとめ
今回のまとめは以下の通りです。
- 企業の活動は価値を提供すること
- 企業の目的は存続すること「ゴーイングコンサーン」
- 企業活動は利害関係者「ステークホルダー」との協力が不可欠
考えてみれば当たり前のことです。
しかし私はこういったことを活字で見ることが好きです。
頭が整理されて目的がはっきりするからです。
個人においても世の中に価値を提供するために周りの環境とうまく調整しなくてはいけません。
私も皆さんに有益な情報を発信できるよう努めています。
魂を込めて書いていきますのでまた読んでください!
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