学びのすすめ

中小企業診断士が思う勉強のメリット4つ

投稿日:2020年4月19日 更新日:

皆さんこんにちは!中小企業診断士のカズユキです。

今回は中小企業診断士試験に限らず勉強することのメリットをお伝えしようと思います。

私は中小企業診断士の勉強をする前は、パチンコ・パチスロ店に足しげく通っていました。

ムダにお金と時間を浪費していた典型的ダメサラリーマンでした(^^;)

きっかけについては些細なことです。

過去ブログで書きました。

私が中小企業診断士を目指すことになったきっかけ

今思えば良いきっかけを頂いたと感謝しています。

勉強することで視野が広がりました。

今回は勉強するメリットを4つにまとめてお伝えしていきます。

 

私が考える勉強するメリット4つ

私が思う勉強をするメリットは以下の4つです。

  • 問題解決を考えるマインドになれた
  • 相手の立場に立った行動ができるようになった
  • 利益計算の考えが身についた
  • 時間の大切さをより一層理解できた

こうやって文章で書くと当たり前のこと過ぎて恥ずかしいです(^^;)

20代の社会人なり立てならまだしもアラフォーですからね・・・

この考えがない状態で良く仕事ができていたなと思います。

 

しかし現実問題ですが、中小企業勤務の方は自発的に勉強をすることが少ないです。

ですので基本的な知識すらないことがあります。

 

こういった中年おじさんがいるから若者が嫌になって会社を去っていくのかなと思います。

今回はそういった懺悔的要素もあって書くことにしました。

どうか見てやってください(^^;)

それでは4つの内容をもう少し詳しく書いていきたいと思います。

 

問題解決を考えるマインドになれた

自分では問題解決のマインドを持っていたのですが、今から考えると全くできていなかったです。

不平不満を言うくせに、どうすれば解決できるかは他人任せにしていました。

子供ですよね(^^;)

 

世の中にはたくさんの仕事がありますが、どの仕事をしても問題解決力は必要です。

自ら問題点を見つけて解決策を見つけ出すことが、より価値生み出すことになります。

 

例えばアパレル業界で考えてみると、

「レジや梱包をすばやくできる」

よりも

「棚の陳列をどのように変えれば売り上げが上がるのか」

「マネキンに着せるコーディネートをどうすれば商品の魅力が引き出せるか」

のほうが価値を生み出す仕事です。

そして価値を生み出す仕事は答えを出すのにかなり苦労します。

そもそも問題点として挙げる段階が難しいです。

問題点を問題点として認識できない人も大勢います。

 

上記の例で挙げたレジや梱包は「仕事」というよりかは「作業」の要素が強いです。

作業は慣れてくると誰でもすばやくできるようになります。

 

しかし棚の陳列やマネキンのコーディネートはどうでしょうか?

マーケティングと言われる「売れる仕組みづくり」は答えがありません。

この答がない問いに対して仮説を立てて解決しようとする力が解決力となってきます。

時には非常識な手法を使うかもしれません。

 

非常識な手法を使うためには常識的な手法を学んでおくと自分の行動を説明することができます。

勉強をすることで世の中の常識的な手法を掴み、より精度の高い非常識な手法を使うことができます。

世界的な画家であるピカソは抽象画を書くことで有名ですが、デッサンは物凄くきれいな絵を描いています。

 

このように引き出しが多い人は問題解決のアイデアを思いつきやすいです。

何でも人が解決してくれるのを待っていたら、時間がもったいないです。

じぶんで解決できる方が仕事のやりがいが生まれます。

 

駄々っ子だった自分が本当に恥ずかしいです。

本当に私みたいな勉強不足のおじさんは多いです。

こんなおっさんに負けずに勉強を継続すれば、あっさり超えることができます(^^)

ぜひ何でも良いので学んでみてください!

相手の立場に立った行動ができるようになった

これも当たり前のことです。

しかし社会人になってこれが実践できている人は少ないです。

どうしてお自分の権利や主張を中心に考えてしまいます。

当たり前ですが自分にとって非利益なことが起きると不平等に感じます。

仕事でも「自分はこんなにみんなのために頑張っているのに周りの人はサボっている」と思う人がいます。

しかし相手の立場や状況を理解すると気持ちが変わります。

 

相手の仕事の状況を知らないと「自分が担当しているところは役割を果たしているのに、次工程が遅れているから納期が遅れている」と責任を擦り付けがちです。

配置転換の機会があり部署や担当が変わると前工程のミスを必死にカバーしてくれていたことが判明します。

実は納期が遅れていたのは自分たちが担当していた前工程のミスが多くフォローするために時間がかかっていました。

こういったことが見えてくると納期遅れの責任を転嫁しません。

全体最適の心が芽生えると相手の立場に立った行動になってきます。

 

まあ私も自分の不利益に対してはかなり敏感でした(^^;)

 

ただし、自己犠牲ばかりして相手に合わせる必要はありません。

これだと自分にストレスが溜まっていつか爆発します。

自分のことも大切にしてWIN-WINの関係を築いていきましょう。

 

そして相手が協力してくれたらしっかりと感謝を言葉で伝えて下さい。

細かいことですが、社会人になると感謝や承認などが仕事の信頼度にもつながってきます。



利益計算の考えが身についた

勉強しなくても利益の大切さを理解してる方はいます。

しかし私は商品の原価を当分の間知らなかったのでそういった考えがありませんでした。

その環境に甘んじていたので販促強化をするときは「セット品にして値下げする」発想しかありませんでした。

売上を上げることを一番に考えていました。

ですので利益が出ていないことにあまり気が付いていませんでした。

 

例えばある商品の原価が500円とします。

  • 販売価格を単価1,000円にしていた場合
  • 3個セットで2100円にした場合

この2つを比較してみます。

 

販売方法 単価1,000円 3つで2,100円
単価 1,000円 700円
原価 500円 500円
1個の粗利 500円 200円

当然の話ですが粗利の差が出ます。

単価1,000円の販売であれば500円の粗利が出ていますが、セット品だと1個の粗利は200円です。

 

ここから人件費を払うことを考えてみましょう。

給料が20万円の従業員がいたとしましょう。

単価1000円で販売しているときは、

給料200,000÷粗利500=400個

ですがセット品の場合は

給料200,000÷粗利200=1,000個

販売個数では2.5倍の差がつきました。

たくさん販売しないと従業員に給料が払えなくなっています。

しかも注文量が増えてくると、発注や在庫管理の手間、商品を傷めてロスしてしまうリスクもあります。

忙しく仕事をしているにもかかわらず儲からない状態です。

このことを「薄利多売」と言います。

 

中小企業診断士の勉強をする過程でこういった計算がすぐにできるようになりました。

また販売強化をする際に値下げ以外の方法を考えるようになりました。

またPOPを充実させたり商品知識を共有化してお客さんにより魅力的に伝えるなど、商品価値を高める発想の引き出しが増えました。

売れる仕組みをつくる、いわゆる「マーケティング」というやつです。

 

価格を下げたほうが一時的には販売数が増加します。

しかしどんどん自分の首を絞める結果になります。

まず、

「安売りのタイミングでしか売れない」

です。

 

そしてさらに進むと、

「安売りしても売れない」

安価にしたことで商品価値を下げてしまい、ついには安くしても興味を持ってもらえなくなります。

 

販売企画=安売りのマインドはかなり危険なので脱却することをおすすめします。

 

 

時間の大切さをより一層理解できた

世の中で大事なもの、それは「時間」です。

何かをしたいと思っていても時間がないと実行できません。

特に社会人になると仕事に時間を奪われている方が多いです。

私もそうです(^^;)

 

その限られた時間の中で何をするかはとても重要です。

私はその時間の使い方が最悪でした。

 

30代は休みも一人になることが多かったのでパチスロに時間を使っていました。

タバコを吸っていないのに体が臭くなる上に体調も崩しやすかったです。

もちろん時間だけでなくお金もかなり失いました。

 

不機嫌な日も多くちょっとしたことで妻とケンカをすることもありました。

書いてて恥ずかしくなるくらい何の財産にもならない生活を繰り返していました。

今更ながらもっと早く時間の重要性に気が付くべきだったと反省しています。

 

毎日何かを勉強したり練習したりするといつも間にか大きな変化を生みます。

どうか時間を大事にして何か自分の財産になるような取り組みをしましょう。

 

別に経営の勉強をしなくてもいいです。

読書や楽器・スポーツの練習など何でも良いのでやってみましょう!

 

今回のまとめ

今回のことで言いたかったことは

「勉強することで学んだこと4つ」です。

そして4つの学んだこととは、

  • 問題解決を考えるマインドになれた
  • 相手の立場に立った行動ができるようになった
  • 利益計算の考えが身についた
  • 時間の大切さをより一層理解できた

といったことです。

マインドが変わると見に見える生活の風景は一緒ですが、まったく違う世界が見えます。

いろんなことに関心が湧きます。

そしていろんな人がしてくれている仕事に感謝をします。

一つ一つの仕事に対して尊敬することができます。

 

勉強をすることで学べることは人それぞれですが、何か気付きが生まれます。

社会人の一日に勉強する時間は5分と言われています。

それだけ勉強不足のおじさんが多いです。

若い方でも勉強すれば簡単に先輩を超えることができます。

 

勉強するコツとしては「一日に何時間もしないこと」です。

継続して習慣化することが大事なので、毎日ちょっとでもできるペースでやりましょう。

「こんな勉強時間ではだめだ、満足できない」

そう思うかもしれませんが、それくらいがちょうどよいです。

 

私もこのブログによってライティング能力を高めています。

新しい記事を書くことや、書いた記事を訂正しています。

これ以外にもTwitterで発信もやってます。

一日の作業量としては「もっとやれよ」ってぐらいです(^^;)

 

私もそう思いますが、中小企業診断士試験の時にこれぐらいで継続するのが良いことがわかりました。

無理のないペースでやることで、嫌いにならずに習慣化することができます。

 

アウトプットをすることで自分の思っていることを文章化する能力が増しました。

皆さんにとって「読んでよかった」と思っていただけるように魂を込めています!

今後も書いて価値提供を自分の自己研鑽をやっていきます。

また読んでくださいね!



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「何を勉強すれば良いかわからない」

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どこの業界でも通用するような知識を体系的に学習することができます。

 

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